魚を食べると大腸がんが減る

以前から青魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸に大腸がんを減らす可能性が指摘されていました。
最近、青魚に限らず魚を摂取すると大腸がんが減少することが研究で明らかにされました。
参考文献:Clinical Gastroenterology and Hepatology 2020;18:654–666

それによると、魚の摂取は明らかに大腸がん(結腸がん)のリスクを減少させるらしいのですが、この研究で面白いのは魚は何を食べても良いという点です。

Fatty fish(サバ、サケ、イワシなど)だけではなくてLean fish(タラ、マグロ、カレイなど)の摂取でも同じようにリスクを減少させるとのことです。

WHO(世界保健機関)は週に1~2回の魚の摂取を勧めており、大腸がんのリスクが7%減少するとしています。
健康が気になる方は参考にされてください。

岡山市北区・JR北長瀬駅前の内科・消化器内科「きたながせ内科クリニック」は、
地域の皆様に役立つ情報を発信しています。特に消化器の健康維持は、食生活のバランスが大切です。
これから食欲の秋ですが、毎週、魚を食べることを習慣にしていきましょう。